
沖縄ではパパヤーと呼ばれています。枝がなく木質化しないボコボコとした幹の上部に、手を広げたような葉が集中しています。熱帯アメリカ原産で、雄木と雌木があるのが特徴です。瓜のような形の実は葉の根元につきます。沖縄では、パパイヤが甘く熟す前の青いときに野菜として食べ、黄色く熟すと果物として食べられます。青パパイヤから採れるパパイン酵素は、たんぱく質分解酵素として旧くから知られており、化粧品にも使われます。
せき、喘息、心臓病、消化剤、強壮、乳を出す
角質クリア作用、皮膚を柔軟にする


パパヤーの実が青いときに皮に傷をつけると、白い液が出ます。この中に酵素のパパインが含まれています。パパインは中性で活発な酵素ですが、安定しているので、消化して酸度の弱まった胃の中でたんぱく質の消化を助けます。また、パパヤーの液をガーゼ等に染み込ませて化膿しているところに貼ると、パパインが膿のたんぱく質を分解し、傷口を早く治してくれるそうです。

昔から沖縄では、パパヤーは乳の出を良くすると言われており、産後のお母さんは“ おばぁ”に必ず食べさせられます。また、毎日食べると胸が大きくなるとも言われているそうです。これは、白い液からの連想なのか、それとも真実なのか不明ですが・・・。
(嘉数明日美)